TEL.047-485-6356

〒276-0020
八千代市勝田台北3-2-14

東葉勝田台駅 T1出口より徒歩1分

駐車場
完備

消化器内科

消化器内科

消化器内科

消化管(口、食道、胃、小腸、大腸、肛門まで全長約9mの管状の臓器)や肝臓、胆嚢、膵臓などにみられる症状や病気を診療するのが消化器内科です。

腹痛や嘔吐、下痢、便秘、下血などの消化器症状がみられた際は、速やかにご受診ください。

原因がよくわからない体調不良で来院される方の中には、消化器の病気が原因であったという患者さまもいます。また、日本人でがんを発症している患者さまのおよそ60%の方は消化器のがんと言われています。

当院での検査について

当院では、上部内視鏡(胃カメラ)と下部内視鏡(大腸カメラ)・腹部超音波(造影検査)による検査を行っています。

胃カメラは経鼻内視鏡を用いて苦痛の少ない検査を行わせて頂いております。
大腸カメラは炭酸ガスを用いて術中・術後の腹痛が少なく検査を行わせて頂いております。

当院長は順天堂医院にて消化器内視鏡指導医であり、これまで数々の内視鏡検査に携わってまいりました。検査についての悩みごとをしっかりとお聞きし、初めての方にはなるべく苦痛が少なく検査を受けられるようにお手伝いしますので、お気軽にご相談ください。
また、必要な方は鎮静剤を用いて検査を行いますので、ご希望の方はご相談ください。

  • 上部内視鏡検査については→こちら
  • 大腸内視鏡検査については→こちら

超音波検査はCTなどと比べ放射線被爆が無く安全であり、早期に腫瘍を見つけることが出来ます。
当院では腫瘍があった場合は造影剤を用い腫瘍の良悪性の評価もおこなっています。
ご家族に膵臓癌を患っていた方がいらした場合はご相談ください。

このような症状の時はご相談ください

  • お腹の調子が悪い
  • みぞおちが痛い
  • 胃もたれがする
  • 吐き気がする
  • 胸やけがする
  • 便秘がちである
  • 下痢を繰り返す
  • 血便が出た
  • 食欲が無い
  • 急に体重が減少した
  • 顔色が悪いと言われる

など

消化管関連でよくみられる主な疾患

など

肝臓、胆嚢、膵臓の主な疾患

  • 肝炎(ウイルス性 薬剤性肝炎)
  • 肝硬変
  • 脂肪肝
  • 肝臓がん
  • 胆嚢結石
  • 胆嚢炎
  • 胆管炎
  • 胆嚢がん
  • 胆管がん
  • 急性、慢性膵炎
  • 膵のう胞
  • 膵臓がん

など

ヘリコバクター・ピロリと胃がん 除菌療法について

ヘリコバクター・ピロリについて

ピロリ菌は体長約4ミクロン(4/1000mm)の病原微生物で、この細菌が胃の中に生息することで、胃で慢性的な炎症が起きるようになります。正式名称は「ヘリコバクター・ピロリ」です。

ピロリ菌の感染経路については詳しく特定されていませんが、口を介した家庭内感染や幼少期の生水の摂取が大部分の感染経路と考えられており、多くの場合、幼児期に感染します。

幼児期の胃の中は酸性が弱く、ピロリ菌が生き延びやすい環境であり、親から子どもへの家庭内感染が疑われています。特にピロリ菌に感染している大人から、小さな子どもへの食べ物の口移しなどには注意が必要です。

胃の中は強い酸性環境下にあるので、通常であれば細菌が生存するのには厳しい環境下にあります。しかし、ピロリ菌はウレアーゼと呼ばれる酵素を産生することで、胃の粘液中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、生じたアンモニアで胃酸を中和し、胃の中での生息を可能にしています。

ピロリ菌は胃壁に取り付くと、細胞を弱らせてしまう毒素を出し始めます。その後、その菌を排除しようとして血液中の白血球やリンパ球が付近に集まってきます。この攻防が激しくなってくると、胃の粘膜が炎症を起こして胃炎になり、悪化すると胃・十二指腸潰瘍、胃がんの原因と考えられています。

このヘリコバクター・ピロリ感染胃炎は、胃・十二指腸潰瘍、胃マルトリンパ腫、萎縮性胃炎などの胃の病気をはじめ、特発性血小板減少性紫斑病や慢性じんましんの原因のひとつとなっています。また萎縮性胃炎を経て、胃癌を引き起こすことがわかっています。

胃がんについて

胃がんは、日本人には非常に多く見られるがんのひとつであり、男女共に40代後半から発症リスクが高くなっています。早期の段階では症状がほとんどないため、多くの場合は健康診断や人間ドックの際に施行された胃カメラで発見されます。

他のがんと同様に、胃がんも早期発見が重要であり、早期の段階で内視鏡治療を行うことができれば、治癒率は9割を超えています。しかし、進行すると治療が難しくなりますので、胃カメラは1~2年に一回定期的に受け、早期発見・早期治療を心がけるようにしてください。

胃の中にピロリ菌が存在している場合、胃がんの発生リスクが高まります。ピロリ菌陽性の場合には早期に消化器内科専門医のもとで除菌することをお勧めいたします。
当院でも胃カメラ施行時の病理検査や採血、尿素呼気試験にてピロリ菌検査を実施し、除菌させていただいております。また最近では、以前ピロリ菌を除菌された方に胃がんが出来る除菌後胃がんの方が多く見受けられますので、除菌した方でも定期的に検査をお勧めいたします。

ピロリ菌検査について

ピロリ菌の感染が疑われる場合は、胃カメラを用いて検査する方法と胃カメラを用いないで検査する方法があります。

胃カメラを用いて胃の組織を採取して診断するには3つの方法があります。3つの検査方法は以下の通りです。

迅速ウレアーゼ試験
ピロリ菌のもつ酵素のはたらきで作り出されるアンモニアの量を調べて、ピロリ菌の有無を調べます。
鏡検法
採取した組織を染色して顕微鏡で観察することにより、ピロリ菌がいるかどうかを調べます。
培養法
採取した組織を用いて培養し、ピロリ菌が増えるかどうかを調べます。

胃カメラを用いないで診断するには3つの方法があります。3つの検査方法は以下の通りです。

尿素呼気試験法
診断薬を服用し、服用前後の呼気を集めて調べます。
抗体測定
血液中や尿中などに存在するこの抗体の有無を調べます。
糞便中抗原測定
糞便中のピロリ菌の抗原の有無を調べます。

当院ではまず胃カメラを行い、ピロリ菌感染がある方、萎縮性胃炎のある方に尿素呼気試験や採血による抗体検査など体に負担のない検査でピロリ菌の有無を調べています。

ピロリ菌感染が判明したら除菌治療

検査によってピロリ菌による感染が判明した場合は、除菌治療を行います。
治療は主に薬物療法ですが、胃酸を抑える薬と2種類の抗生物質、合わせて3種類の薬を朝と夕の1日2回、1週間内服します。そして服用を終えてからおよそ2ヵ月が経過した後、尿素呼気試験にて除菌療法の効果を判定をします。
初回治療(1次除菌)にて治療の除菌率は80%~90%程度と言われています。なお、医師の指示通りに薬を正しく服用していたとしても、体質によっては除菌が不成功となる場合もあります。

初回治療(1次除菌薬)で除菌できなかった患者さまには、抗生物質の組み合わせを変えた2次除菌薬による治療を行います。2次除菌薬による除菌率は90%程度で、多くの患者さまが1回もしくは2回の治療でピロリ菌除菌に成功しています。

医療法人社団 桂明会 稲見内科胃腸科

院長
稲見義宏
診療内容
内科、消化器内科、胃カメラ、大腸カメラ、超音波(造影)
住所
〒276-0020 
八千代市勝田台北3-2-14
TEL
047-485-6356
最寄駅
東葉勝田台駅 T1出口より徒歩1分
勝田台駅 北口(A1)より徒歩3分
駐車場
あり
診療時間 日祝
9:00〜12:00 ※1 ※1
12:00〜13:30
15:00〜18:30

外来+内視鏡+超音波 
外来
大腸内視鏡検査のみ
※1:外来12:30まで
休診日:木曜・日曜・祝日